謹賀新年

 先年、恩師仲村優一先生や三浦文夫先生や高澤武司先生の訃報に落胆していました。
さらに、下記のように濱野一郎先生の訃報があり、我が前途を見失う思いです。先達の導きがないまま、今の社会福祉の方向や政策には浅学のわが身では対応しかねるように思います。
 また、社会福祉と地域福祉の違いも説明できません。美しい言葉としての社会福祉にも信を置きかねます。そこで、新しい途を模索するために社会福祉関係学会からの脱会をさせていただくこととしました。
 下記には、濱野一郎先生との思い出の一部を掲示させていただきます。

濱野一郎先生より
『いつもご著書をいだきながら御無礼いたしておりますこと、胸が痛みます。退職されてほっとされているとのこと、「先生が?」と何だか信じられない思いです。これからの歩みがんばってください。』              2016年初めお葉書抜粋
訃報
『 夫 濱野一郎が平成29年11月15日に81歳にて永眠いたしました。個人の遺志により、葬儀は身内で執り行いました。生前のご厚情を深謝申し上げ、ご報告とさせていただきます。季節がらご自愛くださいますようお祈り申しあげます。   濱野聡子 』

濱野一郎先生からは、明治学院大学での教授職にあられたころから、ご厚情をいただきました。この度の突然のご訃報に落胆いたしております。浅学のわが身にコミュニティワークやソーシャルアクションの重要さを教えていただきました。ここに、謹んでご冥福をお祈り申しあげます。
最近の社会福祉の在り方には、その根源の思想性が失われていること、濱野先生と共に心配をさせていただきました。このままでは・・・何かが異なると言われたことを思い出しています。
とりわけ、社会福祉の原点である思想性についてご指導をいただきました。ソーシャルアクションを必要としないボランティア活動等考えられません。
ここに、濱野先生のご冥福をお祈り申し上げることとあわせて、あらためて、恩師仲村優一先生や三浦文夫先生や高澤武司先生への追悼の想いを表したいと思います。

2018年1月1日 渡邉洋一